Vemico NP-F970バッテリー 7800mAhを使う!

今回はVemicoさんからご依頼をいただいた、NP-F970互換バッテリー 7800mAhのレビュー!

Vemico NP-F970バッテリー

まずNP-Fシリーズは、SONYが主にカムコーダーなどで採用している映像ではデフォのバッテリー。
ちなみに自分はNP-F550の一番小さいやつを使っている。
用途はBlacmagicマイクロシネマカメラ。おやっ?と思う方もいるかもしれない、そうBlacmagicマイクロシネマカメラ(以下BMMCC)はLP-E6だ。
LP-E6も実はVemicoさんのを以前から使ってる。が、2100mAhで、映像ではこれは辛い。いろいろ考えてLP-E6→NP-F変換のアダプターを作ったのだ。また外部電源用として使えるアダプターもある。これで最強。

7800mAhということで、単純に持ちは3倍以上ということになろうか。これは心強い。しかし、当たり前だけどでかく、重くなるのでそこは妥協せねばなるまい。

とりあえず開封から。まあ、レビューで皆が求めるのは、持ち時間・安定性とは思うが…。レビューの基本w
アマゾンの箱の中にさらにバッテリーの箱が入ってる。
Vemico NP-F970バッテリー

開封!
Vemico NP-F970バッテリー

内容物はバッテリー2個とUSB-A to MicroUSBケーブル、ワランティーカード、ボーナスカード。facebookでフォローすると何か特典があるみたい。バッテリーだけに、シンプルな構成。これ以上必要なものないよな。
Vemico NP-F970バッテリー

さらっと、外観。オレンジ色が眩しい、通常カメラ系は撮影時の映り込みなどを考慮して黒が多いけども、オレンジとは目立つ。
これは、一つはカメラバッグの中で目立ち、探しやすいという利点はある。また、バッテリーはカメラの後部に取り付けスタイルが多く、映り込みはほぼ関係ないと思う。バッテリー残量インジケーター、ボタン、充電口が見える。
Vemico NP-F970バッテリー

裏面。端子カバーが付属しているのは嬉しい。裸のまま入れることが多いので、端子部分にゴミなど付着してショートなどのトラブルを避けることができる。
Vemico NP-F970バッテリー

USB-Micro端子、INPUTと書いてあるのでこちらは充電用。
Vemico NP-F970バッテリー

USB-A端子、こちらは外部機器への給電出力用、これはありがたい!外部モニター、その他の機器に給電ができる。
どちらもゴムキャップがついているので、ゴミなどはいらないから安心。
Vemico NP-F970バッテリー

さて、開封直後のバッテリー残量チェック。
Vemico NP-F970バッテリー

これがついているのはありがたい。カメラで残量はわかるが、単体でチェックができるというのは予備の充電具合とか、いちいちカメラに装着しなくともチェックができる。最近のバッテリーにはこういうのがついているものが増えてきた、精神衛生上これはついていてほしい。
Vemico NP-F970バッテリー
1個は75%、もう一個は50%。バッテリーの保管状況という点ではこの状態はベスト。
満充電で保管するよりも、中間くらいで保管して、使用前にフル充電がいいということは周知の通り。

では、大きさ比較。
FP-550と並べてみる。でかい…。FP-550は18650のセルが2本、FP-970は6本入っていると思う。当たり前だけどこの大きさになるよねー。
Vemico NP-F970バッテリー

横から見たら顕著。
Vemico NP-F970バッテリー

ちなみにLP-E6、実はこれもVemico。
Vemico NP-F970バッテリー

では、いざ充電して使っていこう!
ちなみに充電の方法を2種類にしてみた。片方はバッテリーの充電端子から、もう一方は充電器接続。
充電端子からだと充電状況がインジケーターに表示され、点滅する。
Vemico NP-F970バッテリー

充電器に接続して充電する場合はバッテリーのインジケーターは表示されないみたい。
こちらの状況は充電器のインジケーターに従う。
Vemico NP-F970バッテリー

はい、充電できました。
満タンになるまで4時間近くかかってしまった、1.5Aのアダプターだからかな。
充電器の方は赤いランプが緑にならないので、まだ充電中。ただ、インジケーターは押すと4つつく。
Vemico NP-F970バッテリー

重さ的には約3倍、そりゃそうだ。はかりが汚くてごめん。
Vemico NP-F970バッテリー

では、前置きが長くなったけど実際に使ってみてどうなのか検証していきたい。

まず、NP-Fシリーズは最初に書いたように、映像のジャンルではデフォで様々な機器に採用されていることが多い。
使い道の一つとして、外部モニターに使用が可能だ。
Vemico NP-F970バッテリー

また、外部バッテリー用プレートなども販売されており、こう行った外部補助電源としての利用も可能。
Vemico NP-F970バッテリー

今回は、できるだけカメラ自体の重量も減らしたいので、このNP-F970一個でどこまで運用できるかを検証したい。
NP-F-LP-E6変換アダプタ(自作)を使ってBMMCCに取り付ける。
でかいなあ…こうなるとマイクロシネマじゃないな。こういう時は黒色がいいよな…。
Vemico NP-F970バッテリー

とりあえず1号機がマンフロプレートが付いてたのでこちらで試す。
もちろん、バッテリーからUSBケーブルでモニターの電源も取ることにした。これでモニターにバッテリーをつけなくて良いので多少は重量が減るのと、バッテリーが一つのみなので管理が楽になる。
Vemico NP-F970バッテリー

5.5インチの外部モニター。4Kまで表示可能。裏面はNP-FもしくはLP-E6バッテリーのどちらでも使用可能なデュアルタイプ。
LUTも対応するので重宝してる。
Vemico NP-F970バッテリー

さて、128GBのSDカードを入れ、設定はProress422、30fpの設定にすると、撮影可能時間は1時間36分と出る。
これでいっぱいまで撮影してみることにした。とくに電動ズームやAFは使わないことにした。FIXでの記録映像の想定。
取り付け時のバッテリー残量表示は98%。
Vemico NP-F970バッテリー

経過を記しておこう。※ズームやAFを使うともう少し減りは早いかもしれない。

スタート時点 98%

30分経過   82%

60分経過   74%

90分経過   64%

120分経過   55%

150分経過   28%

180分経過    2%

結構ギリギリまで粘ってみた結果、3時間で空になりそうだった。
3時間もてば、1時間、2時間くらいの講演やイベントなどは余裕だと思う。
ただし、電動ズームやAFを頻繁に使うと変わることは頭に入れておかなければいけない。

しかし!特筆すべきは、3時間といえど、モニターも一緒に給電している点。
もしモニターは別にバッテリーを使うようにすれば、もっとかなり持つに違いない。
ただ、ロケやイベントなどでは機材の持ち運びなどを考えるとできるだけ荷物は少なくしたいし、バッテリー交換によるシーンの撮り逃しなどのリスクは避けたい。
このバッテリー2本持っていけば半日の撮影なら余裕、もうちょい買い足して1日完全にストレスフリーな環境も可能ではないだろうかと思う。

まあ、ギリギリまで使うのはバッテリーのコンディションを悪くするかもしれないけど、なんせ、余裕は心にも余裕が生まれるってもん。

Vemico NP-F970バッテリー

あと2本買い足したら2台のBMMCCも安泰^^

というわけで長くなったけども、NP-F970互換バッテリー 7800mAhのレビューでしたー。

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