カッティングシートと腐食液でお手軽エッチング

エッチングをしたくなってやってみる。(えっちじゃない)
こんなキーホルダー的なものを作ったった。
真鍮板 エッチング

エッチングという方法で真鍮板などの金属を溶かす腐食液で図柄などを掘り込んだりウキ立たせたりできる。
金属で何かを作ると所有感というか気分がアップ。
簡単なので是非やって見てほしい。創作意欲がくすぐられるわー。

◾️まず用意するもの

腐食液と真鍮板は近所のホームセンターにはなかったのでアマゾンでサクッと購入。プライムなので翌日到着。

早く作りたい症候群の自分にとってはなかなかいい、やるぜアマゾン。

原液で使用したが何度か使えるのでこの量でも全然足りる。
真鍮板はキーホルダーにほどよい大きさで厚みが増すと切るのが大変、だから既成でちょうど良い形のものをチョイス。

◾️手 順
1.腐食液は金属を溶かすので樹脂製のバット(液を入れるトレーなど)に真鍮板などの金属が浸かるくらいの量を入れる。
今回希釈はなしで、原液そのまま。
またそのままの温度では腐食の進行が遅いので40℃くらいの湯せんをしてあっためておく。

真鍮板 エッチング

2.真鍮にデザインを施す。
インクジェットとトナーでやる方法もあるが、面倒なのでカッティングマシンでカッティングシートを切って貼り付けた。腐食さして凹ます方を真鍮むきだし状態に。この写真の場合文字がほりこまれる。
他が溶けるのを防ぐためマスキングテープで液が入り込まないようにマスキング。

真鍮板 エッチング

3.真鍮板をつける
漬け込んだ写真は撮ってなくて…ごめん。
40度前後でおよそ1時間放置。
取り出して水洗い(液は絶対に流しなどに捨てない!配管を痛めたり最悪は穴開きます。)

上側の黒っぽいものはアンティーク調に。
下側はノーマルで仕上がったもの。
アンティーク調に簡単にする方法があって、キッチン泡ハイターを金属にかけて2、3分放置、それだけ。

真鍮板 エッチング

ルーターの先に金属ブラシみたいなアタッチメントをつけてちょっと磨く。
磨き度合いとか、ハイターの度合いとかをいろいろ試してみて4枚作った。

真鍮板 エッチング

どうですか、お客さん。
いい感じで満足です。今度は凹みを逆にして、焼印を作ってみようと思うぞ。

真鍮板 エッチング

7 comments on “カッティングシートと腐食液でお手軽エッチング

  1. カタスマー 2018年7月28日 9:42 PM

    はじめまして!
    カッティングシートでのエッチングについて調べていたところこちらに行き着きました。
    当方、インクジェット用紙を用いた方法ではエッチングをしておりますが、カッティングシートを用いて行ったことはありません。
    カッティングシートはシールタイプのものを使用されたのでしょうか?また、カッティングマシンはどのようなものを使用されておりますか??
    急に不躾な質問で申し訳ないですが、よろしければ教えていただきたいです。

    • @saru 2018年7月29日 12:21 PM

      こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。
      当初、私もインクジェットを使った方式でやろうと思っていたのですが、めんどくさそうだったのでカッティングシートでやってみました。
      そしたら結構簡単にできたので記事にした次第でございます。
      もともと、仕事でカッティングマシンを使っているのでカッティングシートも端材がたくさんあります。
      多分粘着が強いカッティングシートの方が失敗しにくいと思います。腐食液につけた段階で粘着が弱いとカッティングシートが浮いたりはがれたりする恐れがあります。
      (特に文字等の中の「島」になる部分や、細い線など)
      後はインクジェットの方式と特に変わりが無いので、いろいろやってみてください。カッティングマシンについては特にこれがいいと言うのは無くて仕事で使っているものを利用しております。GRAPHTECのクラフトロボです。ステカでも、カメオでもなんでも一緒だと思います。

      楽しいクラフトライフを!

  2. うめちー 2023年8月9日 10:09 PM

    こんばんは。Pinterestからたどり着きました。CAMEO4を購入し、同じ真鍮プレートも購入しました。カッティングシートを真鍮プレートに貼り付ける際、Oがうまくはがれなかったり、島の部分がうまくはがせません。カッティングシートからまるっと剥がして、真鍮プレートに貼り付ける際のコツはあります。

    • @saru 2023年8月10日 9:18 AM

      うめちーさん、こんにちは。
      かなり小さいのでカッティング剥がすの大変ですよね…。
      当時はクラフトロボというマシンでしたが、結構活躍してくれました。今は、同じくCAMEO4使っています。
      小さい文字のコツは、カス取りしてから貼るのではなく、全て貼ってからカスを取るのがいいのではないでしょうか?
      剥離紙のほうより、最終貼るほうの素材の方がよくつき、剥がれにくいかと思います。

      私の場合ですが通常は、
      カット→カス取り(不要部分の除去)→アプリケーションへ転写→張り込み ですが、
      細かい文字などは
      カット→アプリケーションへ転写→張り込み→カス取り(不要部分の除去)と逆の手順でやってます。

      あとは、カッティングシートの質によります。これだけは膨大な種類があるので、どれがいいかはやってみないとわかりません。
      お役に立てず申し訳ございません、うまく行きますよう!

  3. うめちー 2023年8月10日 4:31 PM

    もう少しおつき合いください。
    「アプリケーションへ転写」とは、対象物、つまり真鍮プレートへの貼り付けということでしょうか。どうも違うようなきがします。
    それ用の「ブツ」があるのでしょうか。
    先ほども再挑戦したのですが、台紙から剥がす段階で、島の部分が剥がれたり残ったり……
    RとかOとか、これは無理……状態です。

    よろしくお願いします。

    • @saru 2023年8月10日 8:50 PM

      遅くなりすみません。
      「アプリケーションへ転写」とは、通常のカッティングしたものを貼る際にはやっておられると思うのですが、いかがでしょうか?透明もしくは紙ベースのアプリケーションシートに転写してから対象物に貼り込む転写シートのことです。これがないと文字やイラストの位置関係がうまく行かないですよね。

      小さな文字などの場合はカス取りをしないまま(カットした全体)を貼り付けてからいらないところをピンセットで抜くと言った感じです。
      この真鍮の場合は転写シートが用意できない場合はある程度幅のあるマスキングテープでも可能です。

      何かありましたらご質問ください。

  4. うめちー 2023年8月10日 9:00 PM

    ご対応ありがとうございます。
    とりあえず、粘着力を落としたセロテープで挑戦します。
    今後ともよろしくお願いします。

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